最近、私は自分の中で大きな変化があったことに気づいた。
それは、「もっともっと頑張らなきゃ」ではなく、
「もう少し、自分を大切にしてもいいんじゃないかな」
と思えるようになったこと。
20代は、本当に必死に走ってきた。
仕事も、自分磨きも、成長することも。
昨日の自分より少しでも成長したい。
もっとできる自分になりたい。
その気持ちは今でも変わらない。
でも最近気づいた。
私はただ夢を叶えたくて必死に頑張っていたわけじゃなかったんだなって。
私はずっと、
「何が起きても、自分で自分を守れる人になりたい」
と思って頑張ってきた。
私の父は、自分のやりたいことを何より優先する人だった。
私が生まれた時も、出生届を出すことよりパチンコを選んだと聞いている。
自分が欲しい車、タバコ。
自分が楽しい、やりたいと思うパチンコ。
それらを家族より優先することが多い人だった。
家族を大切にするよりも、いつも自分自身の満足を満たすことだけを優先しているように、子どもの私は感じていた。
もちろん、父にも父なりの人生や考えがあったのだとは思う。
でも、私の中に残っている父の印象は、
「守ってくれる存在」
ではなく、
「いつ何を起こして振り回して巻き込んでくるか分からない存在」
だった。
母から聞いた話では、私が生まれる前、
父は自分が許せないことがあると感情を抑えられなくなることがあったそう。
車で割り込んできた人を必要以上に追いかけ、相手の車を止めて怒鳴ったこと。
母に暴力を振るったこと。
すでに子どもがお腹の中にいた母は、そんな父を怒らせないようにしながら生活していたそう。
「愛があったから一緒にいた」というより
「子どもを守るため」
「生活を守るため」
に離婚を選ばず耐えるという決断をしたのだと思う。
そんな家庭で育った私は、家にいても心から安心することが少なく
父がいるとありのままの自分でいられなかった。
父がいると、母も兄も機嫌が変わる。
家の空気が変わる。
何をするか分からない怖さがある。
子どもながらに、
「この家は誰かがしっかりしないといけない」
そんな感覚を持っていた。
本当は父のことが大嫌いだった。
悲しかったし、寂しかった。
「どうして普通に家族を大切にしてくれないんだろう」
そう思ったことも何度もある。
でも、その気持ちを誰かに話しても
自分の親に向かってなんてこというの、親不孝な子どもだって
自分の評価が下がると知ったから
「好きでも嫌いでもない」
そうやって、自分の本当の気持ちに嘘をついて蓋をしてずっと生きてきた。
だから私は自分の力で強くなろうと思った。
誰にも振り回されない自分になろう。
何が起きても、自分で乗り越えられる自分になろう。
大切な人を守れる自分になろう。
20代は、そのために必死だった。
成長することは楽しかった。
努力してできることが増えることも嬉しかった。
でも、その根っこには、
「もう二度と、自分じゃどうにもできない不安の中に戻りたくない」
という気持ちが根強くあったんだと思う。
その後、父はギャンブルによる借金を重ね、
何百万円ほどの借金を隠れて抱えていた。
そして、自分のボーナスや数年後の退職金を理由に家を急に出ていき、
給与の振込先も変え、弁護士を立てて離婚調停を起こした。
その出来事を通して、改めて感じた。
やっぱり私は、自分の人生を自分で守っていくしかないんだ、と。
でも長かった離婚調停も終わった。
そして今、ようやく少しずつ思えるようになった。
「もう、終わりの見えない戦いを続けなくてもいいんだ」って。
過去の出来事がなくなるわけではない。
傷ついたことも、寂しかったことも、簡単になかったことにはできない。
でも、あの経験があったからこそ身についたものもある。
人の痛みに気づくこと。
人の気持ちに寄り添うこと。
誰かを大切にしたいと思えること。
自分の人生は、自分で選びたいと本気で行動すること。
ありのままの自分を、自分自身が応援してあげる場所を作りたかったから
今このBeyond Ever Afterをつくった。
昔の私は、
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと成長しなきゃ」
という言葉を自分にかけることは得意だった。
でも、
「ここまでよく頑張ったね」
「そのままの自分も大切にしていいよ」
と言ってあげることは、あまり得意ではなかった。
だからこれからは、自分が自分の一番の味方でいたい。
私がこれから叶えたい夢は、すごくシンプル。
好きな時にディズニーへ行ける時間と経済的な自由。
「ありがとう」でつながれる、お互いを応援しながら、一緒に成長していける人間関係。
そして、自分の「好き」を我慢せずに選べる人生。
20代の私は、生き抜くために全力で走ってきた。
でも30代の私は、幸せを感じながら歩いていきたい。
成長したい気持ちは、これからもきっと変わらない。
でもそれは、足りない自分を埋めるためではなく、
今の自分をもっと好きになるための成長にしたい。
戦うために強くなるのではなく、
自分らしく笑って生きるために強くなりたい。
これからは、自分を守るためだけではなく、
自分の人生を楽しむために頑張っていく。

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